昨日見た空は、きっともう何処にも無くて 明日見えるはずの空の色は僕にはまだわからない。
2013.09.05 Thu
何か絶対に“そう”ではなくてはならないことなんて
きっと本当は何処にも無くて。
形振り構わずひたすらに進むのもいい
思い悩んでその場所にじっと佇むのだって、大切なこと。
走ることしか出来ない時もあるし、後ろにしか進めない時だってある
それで、いいんじゃないかな
そんなふうに漸く思えるようになってきた。
何が良くて何が悪いのか
何処までが前向きでどこからが後ろ向きなのか
それを決める必要なんてきっとないんだ。
例えば今、こうして電車の窓から見ている
家々の全てに毎日は確かに存在していて
いったいいくつの物語がそこにあるのだろうと、考えてみたりもするけれど。
あの窓から見える町並みは、僕が見ているものとは違うし
同じ窓から見たとしても、同じ世界ではないのだろう。
感じ方はきっと人それぞれで、
そこには数え切れないほどの日常が流れている。
幸せや不幸せの定義なんて
それこそ人それぞれで
無い物ねだりなんて始めたら切りが無い。
幼子が天の月を取って欲しいと言うように
手の届かないものほど、時に焦がれたりもするけれど。
でも。
そう、突き詰めて考えてみれば
幸せ、がどんなものなんて
結局良くは分からないんだ。
少しだけ重い鞄を肩に掛け直し、電車を降りる。
改札を出れば、僕の上にも夕暮れが広がった。
明日は一駅歩いてみよう、何となくそう思ったりして。
こうして毎日を過ごして歩いて行ける、
そんな自分は実は、幸せなのかもしれないと
僕は今ちょっと思っている。
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