昨日見た空は、きっともう何処にも無くて 明日見えるはずの空の色は僕にはまだわからない。
2014.01.23 Thu
そう、もしかしたら
雪が降るのかもしれない。
・・・だからと言って、どうと言うことも無いんだけどね。
子供の頃は雪が降ると
その特別が楽しくて
寒さなんて物ともせずに外に向かって飛び出した。
見慣れた世界が白く染まって
生活の音すらもかき消されて。
僕の育ったあの街では
雪だるまを作るほどなんてめったに積もることもなかったけれど
きっと、だから余計に喜んでいたのかもしれない。
あれから随分時間も経って、大人と言われるようになり、
スーツに着られることもなくなった僕にとって
天気予報の雪、なんて
道路状況は悪くなるし、電車は混むし、足元は悪くなるし
いいことなんてひとつもないと、マイナスにしか、思えない。
いつの間にか、何かが変わってしまったんだ。
勿論いつまでも子供のままじゃ、イケナイんだろうけど。
あ
小さな誰かの声に空を見上げれば
白い欠片が舞い始めていた。
何気なく差し出した手にそれを受け取ってから
自分の行動に気付く。
だからコドモでもあるまいし、と
苦笑するけれど
少し先の道の途中
僕と同じことをしているひとがいて
ちょっとだけなんだか嬉しかった。
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